旅するウカ
2024.4.25

旅するウカ×TRANSITのBeauty Tips 先人の知恵で健やかに「ジャムウ」in Indonesia, Bali編

爪先から頭の先までを美しくトータルケアしてくれる〈uka〉。そんな〈uka〉と旅雑誌TRANSITがともに旅をして、世界のいろんな街に暮らす人たちに出会いながら、その土地の美にまつわる知恵をあつめに出かけた、旅と美のストーリーです。

今回訪れたのは、インドネシアのバリ島。地元の人にとっては健康と美容の薬でもある「ジャムウ」の文化に触れてきました。

uka のインスタグラムでインドネシア旅のスーベニールのプレゼントキャンペーンも開催。
詳細はページ最下部をご覧ください。

photography=KAZUYO KAWATOKO
text=MICK NOMURA(photopicnic)
thanks=CHIEKO MAEDA, YURI TSUCHIYA

この記事で紹介されている商品

先人の知恵の結晶、ジャムウ

世界最大の群島国家で、世界で4番目に人口が多く、経済成長も目覚ましい熱帯の国・インドネシア。そんな勢い溢れるインドネシアは、昔ながらの土着のカルチャーが現代にも息づく場所でもある。

「ジャムウ」もそんな文化のひとつ。ジャムウというのは、インドネシアの伝統的な民間薬であり健康食品のこと。原料となるのは自然由来のもので、甘草、ターメリック、タマリンドをはじめとする植物や、ハチミツや卵などの動物性のもので、インドネシア版の漢方薬といわれることもある。

病気予防や症状緩和、また健康維持や美容など、さまざまな目的に合わせたレシピが家庭ごと、店ごとに存在している。「インドのアーユルヴェーダが伝わった」「ジャワ王宮で使われていた」など、その成り立ちには諸説あるが、いずれにしても7世紀ごろにはすでに製法が確立していたようだ。

ウブドのジャムウ専門店〈Jamu Sehati Ubud〉を訪れると、ターメリックにシナモン、スターアニスやクローブなど、ジャムウの原料がディスプレイされていた。

最大の特徴は、基本的には生のまま素材を利用するということ。複数の原料をすり潰して混ぜ合わせ、ドロドロの液体状になったものを飲用するのが一般的なジャムウの取り入れ方だ。青汁やスムージーのイメージに近いかもしれない。

屋台や行商など道端で、またクラシックなジャムウショップやモダンなブティックでも入手できるし、レストランのメニューにあることも珍しくない。つくり方を知りたければ、各地で開催されているワークショップに参加してみるのも手だ。



〈Jamu Ubud Sehat〉では、母から受け継いだ秘伝の製法で毎朝ジャムウをつくっているという。
ウブドの街角で行商する、人気のジャムウ屋さん。


〈Jamu Sehati Ubud〉では自社工場でジャムウを製造している。旅行客でも入りやすい雰囲気。

健やかな毎日を送るために

ある朝、ウブドのマーケットにジャムウを買いに出かけた。おいしいジャムウをつくると噂のおばさんは、ジャムウの本場であるジャワ島の出身だという。お手製のジャムウをペットボトルに詰め込み、スクーターに載せてやってきて道端の定位置に即席の店舗を構える。すると、とたんにお客が続々と集まってきた。若い女性、おじさん、子ども連れのお母さんと、引きも切らずの大盛況だ。


やっと順番がまわってきて、おばさんに「何か飲ませて」と頼むと、ターメリックに生姜、ミントとハチミツが入ったオレンジ色のジャムウを手渡してくれた。それは意外なほどに口当たりがよく、するりと喉を通ると、すぐに体がポカポカと温かくなった。冷えをとり、また子宮の調子をととのえる、女性におすすめのスタンダードなフレーバーだという。ジャムウづくりは歴史的に女性が担ってきたこともあり、女性ならではのストレスやトラブルに対するレシピが仔細にあるのだそう。

健康志向が高まり、体にいいものを取り入れようという意識が人びとに浸透してきている今。インドネシアでもあらためてこうした古の知恵が見直されてきている。2023年にユネスコの無形文化遺産に登録されたことも、現代のジャムウカルチャーを後押ししているといえそうだ。

ジャムウは実際に薬効の科学的根拠もある。それでいて、地元の人にとっては、免疫力を高め、体調を中庸にととのえ、健康な毎日を送るための“おまじない”のような役割も果たしている。ジャムウは、インドネシアの人びとの生活に深く溶け込んでいる文化なのだ。



インドネシアで愛されるジャムウのように、ukaにも自然由来で心身を健やかにケアしてくれるアイテムがあります。旅先でも、日々のひとときにも取り入れてみませんか?

uka body oil Balance、uka body wash Balance
心も身体も穏やかに健やかにしてくれる、ウカ オーガニックボディケアシリーズの「Balance」「Hug」「Dream」の3つのラインから、赤道直下のインドネシアの明るい日差しにも似合う「Balance」のアイテムをピックアップ。

この記事で紹介されている商品

uka Body Oil Balance

100ml
¥7,150(税込)

美容によいとされるリノール酸をアルガンオイルの2倍も含んでいるシナラオイルを配合。適量を手にとって、手のひらで温めてから身体になじませて。一日のスタートや、お出かけ先、仕事中の気分転換にも。

特長成分:ペパーミント、クラリセージ、レモン、パイン(セイヨウアカマツ)、ローズマリー、ブラックスプルースの精油
シナラオイル:保湿
ウチワサボテンオイル:保湿
天然由来成分:100%

詳しく見る

uka Body Wash Balance

250ml
¥3,300(税込)

精油とミネラル豊富な死海の塩が、つるりとしっとりなめらか肌に洗い上げます。やる気を高めたいときや気分転換をしたいときに。熱めのお湯でのシャワー浴で交感神経を刺激して、気持ちの良い目覚めのサポートを。日々のバスタイムが、精油の香りでアロマテラピーのひとときに。

特徴成分:ペパーミント、クラリセージ、レモン、パイン(セイヨウアカマツ)、ローズマリー、ブラックスプルースの精油
天然由来成分:96%

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旅するウカのインドネシア旅のスーベニール プレゼントキャンペーンを開催します!

@instauka をフォロー し、投稿にいいねとコメントをした人の中から抽選で 5 人にバリから届いたポーチをプレゼント。

ぜひ旅する uka の感想をお聞かせください!
応募対象期間は、4 月 25 日(木)~5 月 24 日(金)まで。

warang wayan のポーチ

バリ在住の土屋由里さんとモロッコ在住の石田雅美さんが 2000 年に立ち上げた warang wayan(ワランワヤン)は、バリとモロッコの現地の職人とともに、カゴや木工製品、器 など を製作しているブランド。このインドネシア旅では、バリの warang wayan でつくられ た 白×黒のポーチをプレゼント。実はバリでは白黒の格子柄はお馴染みの模様。バリの街 を 歩けば、祭壇や御神木に白黒チェックの布が巻かれているのを目にすることができます。
「ポレン(Poleng)」と呼ばれていて、魔除けの意味があります。日々や旅のお守りに。